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JIMNY JB23 ~PROSTAFF

2017.05.01
PROSTAFF(プロスタッフ)

JIMNY JB23

歩くよりも遅く、地を這うJB23
ジムニーはオフロードへ持ち込んでこそ、本領が発揮されるクルマ。さらにポテンシャルを高めるための様々なカスタマイズ法が存在するが、ココでは”トランスファーダウンギア”に注目して、プロ・スタッフが造り上げたクローリングJB23をご紹介しよう


目に見えないカスタマイズながら装着後の走りは劇的に変わる
ノーマルでも充分オフローディングを楽しむことができるジムニーだが、そのポテンシャルをより高めるために、プロ・スタッフが展開するカスタムブランド”ZEAL”のパーツ群で武装したのがこのJB23だ。
まずはサスのストロークアップのために3インチリフトアップ。さらにオフ走破性を向上すべく6.50×16サイズのMTタイヤがチョイスされた。大径タイヤへの変更で最低地上高が上がりオフロード性能はグンッとアップするがそれに伴いパワー/トルクのロスという弊害もでてしまう。これを改善するために吸排気系カスタマイズという方法もあるが、プロ・スタッフではさらにトランスファー内のギアを交換してギア比を下げ極低速を実現する”トランスファーダウンギア”という選択肢を用意している。

試乗車はZEALトランスファーダウンギアのフルキットが組み込まれたJB23(7型)の5速MT車。ハイレンジは約15%、ローレンジは約104%というローギアード化が施されている。オンオフ問わず大径タイヤを履いていることを感じさせないハイレンジでのクイックな加速も魅力だが、本領を発揮するのはやはり “4Lo”だ。多少の勾配やギャップなんてなんのその。ジムニーはアイドリングだけでジワリジワリと前進。まるでAT車でのクリーピングのような感覚だ。そのスピードはヒトが歩くよりも遅く、ちょっとブレーキを踏んだぐらいではエンストしない力強い走り。エンジンが悲鳴を上げそうになったらチョンとアクセルを踏めば直ぐに息を吹き返すのでどんなフィールドでも勢いを必要としない。ドライバーは路面状況を把握しながら確実にジムニーを前進させることが可能になるのだ。この低速化は急勾配のヒルダウンでも強力なエンジンブレーキという恩恵をもたらしている。さらに、半クラッチのまま進むというシチュエーションが激減するため、駆動系へのストレスも軽減。まさにオフローディングを楽しむに取っておきのJB23なのだ。


Loは104%ダウン!
5型~用のフルキットをトランスファーに組み込めば、ハイレンジは15%、そしてローレンジはなんと104%ダウンが可能だ。


装着後も快適に…
装着後のギア鳴りをなくすため、ギアの山部分には加工が施されている。常に駆動するパーツだけにそのクオリティーにも気が遣われているのだ。

スキッド性能を確保
前後クロカンバンパーや3mm厚ステンレスアンダーガードでスキッド性能をアップ。スペアタイヤはブラケットにより上方へ移動され、ナンバープレートはバンパー中央にセットされる。
迫力の100mmφ
2ピース構造のオールステンレスマフラーは、クロカンバンパーに対応した100mmφのテールを持つ左出し砲弾タイプを装着。


吸入効率をアップ
エンジンルームのアクセントになっているのはZEALエアクリーナー60mmφのクロームタイプ。フィルター一体型で吸入効率を向上させる。


脚は3インチアップ
脚まわりにはZEAL3インチアップキットAが組み込まれ、さらにキャスタードリームRとスタビ延長ブロックのオプションキットが追加されている。