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JB23専用最新コイルスプリング開発ヒストリー~第六話

2017.05.08
OFFROAD SERVICE TANIGUCHI(オフロードサービスタニグチ)

JB23専用最新コイルスプリング開発ヒストリー~第六話

“SASC”や”CAE技術”を駆使した製法の冷間成形の場合、従来の方法の熱間成型と比較し、生産工程で発生するCO2を約30%低減できる。ソルブ”LOB”コイルの製造元である中央発條のホームページに掲載される表より。

環境に優しいモノ作り

環境問題についてを語られる機会が増え、それと同時に環境への配慮を気にされる方が非常に増えた昨今。消費者側の感覚としては 、類似した商品の中から欲しい物を選ぶ際 、環境に厳しい物と環境に優しい物があるとしたら、後者を選ぶことが多いのがここ数年のトレンドと言える。

さて 、コイルスプリングを製造するにあたり 、環境に対してのストレスで優劣があることはご存じだろうか?

コイルスプリングの製造方法には” 熱間成形 “と” 冷間成形 “の2つがある 。熱間成形は 、予めばね鋼材を熱しておき、それを金型となる ” 芯 金 ” に巻き付けることで成形する方法 。一方、冷間成形は 、冷えているバネ鋼材を”押しロール”と呼ばれる専用の機械で曲げて成形し、形になったあとに熱処理を施す方法だ 。ちなみに 、ソルブ” LOB “コイルは中央発條の冷間成形によって製造されている。

熱間成形と冷間成形は 、どちらが正しいとか、どちらが優れた製造方法というものではなく、それぞれにメリットとデメリットがあるのだが、中央発條が誇る” SASC “や” CAE技術 “を駆使した冷間成形に関して言うと【 従来の熱間成形と比較し、製造時に発生するCO2排出量を約30%も低減している】というのである。


『” 環 境 問 題 が ~ “とか、” 地 球 温 暖 化 が ~ “といった考え方を、ユーザーの方に押しつける気は一切ないんです。ただ、高性能で使い勝手のいいパーツが、従来品と比較して製造の段階で環境へのストレスが少なくなっていて、そんなパーツをたくさんの方に愛用してもらえるのであれば、それに越したことはないかな、と思うんで すね。』
とは、オフロードサービスタニグチの本社ショールームで番頭を務める吉田昌広氏のコメントだ。

車高アップを望むユーザーが 、ソルブ ” LOB ” コイルを選択するだけで出来るCO2排出量の削減。ガソリンを燃やす自動車の話で、 しかも趣味や趣向のことなので 、敢えて” エコ “という単語は用いないが、今時の環境意識の高いユーザーニーズに適したチューニングパーツであることは間違いない。

※この記事は、4x4magazineアプリにて、広告掲載。同社に許可を得て、当コーナーにて掲載をしております。