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150プラドディーゼル(後期型)〜モトレージ

2018.04.28
MOTORAGE(モトレージ)

プラドに宿る
モトレージ流クルマ創り

プラドをリアルオフローダーと捉え、パーツ開発を行ったと語るモトレージ代表岡本氏。
サスペンションやガード類はもちろんだが、随所に見せるキメ細やかな設定も見逃せない。

文章:水島 仁/写真:佐久間 清人


さらに戦闘能力を高めたプラド
丁寧なクルマ創りも見逃せない魅力

ランドクルーザーやFJクルーザーをはじめサファリやデリカ、ラングラー、ディフェンダー、レンジローバーそしてエクストレイル、ジムニーetc. あらゆる四駆をカスタムアップしてきたモトレージ。

同社が創り上げて来た車種バラエティーの豊富さもさることながら、そのクルマ創りでは、モトレージがこだわり抜いて創り上げたオリジナルパーツが取付けられる。ちなみに、そのオリジナルパーツの数は700点以上にものぼる。そしてすべてのパーツは、モトレージの一貫した思想から生まれる。「クルマごとに走るステージを想定し、それに見合うスペックを持ったパーツ開発を行う」と云うことだ。アンダーガードを例に挙げるならば、車種に応じた強度に加え、材質や肉厚までもが吟味されている。フィットさせるための形状は言わずもがなだ。

ではここに登場する後期モデルの150プラドディーセルは、開発者岡本社長の眼にはどう映ったのだろうか。

ひと言で表現するなら「リアルオフロード仕様」だ。つまりハードクロカンにも耐え得ることをテーマに、それぞれのパーツにスペックが与えられた。アンダーガードは、オフロード時に下まわりをヒットさせても、致命的なダメージとならぬよう開発されたハイスペックなオリジナルガードで固めた。そして脚まわりには、ディーゼル車専用に開発されたTERRAサスペンションキットを装着し、3インチ程度車高をアップ。タイヤは、オフロードでの走破力を重視しながら、街乗りでの快適性も考慮し、BFグッドリッチオールテレーンT/A KO2をチョイスした。

しかしモトレージのクルマ創りはこれだけでは終わらない。

車高をアップすると光軸も高くなってしまうのだが、最適な高さに補正するためのヘッドライトセンサー補正ボルトを開発。ターンバックル式のボルトで長さを調整し、ヘッドライトのエイミング調整を行うことが可能になった。またヘッドライトのオートレベライザーが搭載されたプラドをリフトアップさせると、オートハイビームが誤作動を起こしてしまうこともあるのだが、この補正ボルトによって正常な動作をも可能にした。サスペンションやガード、バンパーといったカスタムの代表的なパーツのみならず、補正部品にまでコダワるキメ細かなクルマ創りもまた、モトレージ流だ。

 

ディーゼル車専用フロント3.5インチ(ハードタイプ)とリア3インチ(セミハードタイプ)に換装されたコイルと、ビルシュタインスーパーロングダンパーの組み合わせ。
◆TERRAサスペンションキット(ビルシュタインスーパーロング仕様)ディーゼル用 ¥240,000/セット(税抜き)

 

スキッド効果のあるロアリンク後側と、
リアショック下側取り付け部分のガード。スチール製4mm厚。
◆リアショック&ロアリンクガード ¥16,000(税抜き)

 

林道やオフローディング時にダメージを最小限に抑えるためガード類も開発。モトレージではプラドをリアルオフローダーと捉え、ガード類はすべてハイスペックな仕様にてリリースされている。タンクガードはジュラルミン製3mm厚。リアロアリンクガードはジュラルミン製4mm厚。
◆タンクガード ¥38,000(税抜き)
◆リアロアリンクガード ¥18,000(税抜き)

 

アンダーガードはジュラルミン製5mm厚。そして前側はアンダーガードと共締めするため、同時装着を推奨しているミッショントランスファーガードは、ジュラルミン製5mm厚。
◆アンダーガード ¥53,000(税抜き)
◆ミッショントランスファーガード ¥38,000(税抜き)

 

ジュラルミン製4mm厚。
◆リアデフガード ¥12,000(税抜き)

 

約9mmワイドのエアロフェンダーカバーを装着しスタイリッシュな仕上がりに。リアフェンダー折り返し部分に、左右一カ所のみ穴あけ加工が必要。FRP製ゲルコート仕上げ。
◆エアロフェンダーカバー(9mmワイド) ¥47,000/台(税抜き)

 

大径タイヤを装着するとノーマルのマッドフラップでは干渉してしまう。フロントボディーマウントに取付けたマッドフラップ。4色あり。
◆フロントマッドフラップ ¥19,000/各色(税抜き)
◆リアマッドフラップ ¥19,000/各色(税抜き)

 

リアバンパー内のリフレクターまたは、バッグフォグ付け替え用。左右ともにバックランプとして、または右にレッド球を使用してバックフォグ/左をバックランプとして使用も可能。取り付けに際しては、リアバンパーを脱着。要配線加工。
◆バックランプ(12V、21W白球付き) ¥16,000/左右セット(税抜き)
<オプション>
◆LEDホワイト球 ¥3,500/個(税抜き)
◆LEDレッド球 ¥2,500/個(税抜き)

 

牽引が出来るようにUS純正ヒッチメンバーを取り付け。またヒッチメンバーには、牽引時に使用するタイガーシャックル Lサイズ(使用荷重4.7t)を装着(写真下段)。
◆レシーバーシャックル(汎用) ¥7,700(税抜き)
◆USヒッチメンバー(取り付けボルト付き) ¥14,000(税抜き)
◆ヒッチメンバー用バンパーカバー(後期車用) 開発中

 

突出最小限の専用レシーバーシャックル。
◆専用レシーバーシャックル:¥14,000(税抜き)

 

◆TJMシュノーケル ¥69,000(税抜き)

 

車高をアップすると光軸も高くなってしまうのだが、それを最適な高さに補正するためのボルト。ターンバックル式のボルトで長さを調整し、ヘッドライトのエイミング調整を行うことが可能に。また車高をアップした際に補正をかけないと、オートハイビームが誤作動を起こしてしまうことも。それを防止するためにもヘッドライトセンサー補正ボルトへの換装が有効。TZ、ディーゼル全車、後期全車対応。こんなキメ細かさもモトレージならでは。ノーマル(写真上段)中央のターンバックルを写真下の対策部品に差し替える。
◆ヘッドライトセンサー補正ボルト ¥2,000(税抜き)

 

ブルー耐熱ペイント仕上げで8本スリット入りのTERRAスーパーディスクブレーキローターと、低ダスト&コントロール性重視のTERRAスーパーディスクブレーキパッドで、十分な制動力を確保。
◆TERRAスーパーディスクブレーローター ¥40,000/F・R各(税抜き)
◆TERRAスーパーディスクブレーキパッド ¥28,000/F・R各(税抜き)


◆TERRAアジャスタブルラテラルロッド ¥36,000(税抜き)
◆タイヤ:BFグッドリッチオールテレーンT/A KO2 LT285/70R17
◆ホイール:MKW MK56ミルドブラック 8,0J×17 ±0 ¥51,000/本(税抜き)