文・写真/田端邦彦
車両協力/SHOWA GARAGE(ショウワガレージ)
取材協力/さなげアドベンチャーフィールド
街にもオフにも映えるデザイン
レイズといえばF1などコンペティション・シーンで活躍する、硬派ホイールメーカーのイメージが強い。だが、デザイン力においても群を抜いているのは、このホイールを見れば分かるはずだ。
SUVらしいラギッドさと精密さを融合させたデザインで人気のDAYTONAシリーズ最新作として登場したKCX。4穴・100P.C.D.サイズ専用としてイチから新たに設計された。多くの車種に適合するサイズだが、ハスラーへの装着が明確に意識されている。
シンメトリカルな8スポーク・デザイン採用による、精悍な表情が印象的だ。小さいP.C.D.を活かしてセンター周りをコンパクトに設計することで、スポークをより長く伸びやかに見せることに成功。さらにスポークの延長線上にリムフランジリブを設け、ダイヤモンドカット処理することで大径感を持たせた。
コンパクトサイズでもDAYTONAらしいビジュアルを実現
軽自動車へ装着を前提としたホイールの場合、奥行き感をいかに演出するかが課題。リム幅が短い割りにインセットが大きいためにデザイン上の制約を受けてしまうのである。
DAYTONA KCXではスポークの先端をダイヤモンドカットの台形で受け止める意匠とすることで、その難題を見事にクリアした。スポークとリムの接合部を深く窪ませ、40mmものリム深度を確保。彫りの深い表情を作り出している。
オンとオフ。直線と曲線。それらの要素が絶妙に融合したキャラクターは、まさにハスラーとシンクロする。純正ではちょっと甘すぎるハスラーのビジュアルを、ワイルドに仕上げるためのスパイスだ。
センター周辺をコンパクトにし、スポークをできるだけ長く配置した4穴 100P.C.D.専用デザイン。シャープさとワイルドさを併せ持つ8スポークデザインが秀逸だ。
ダイヤモンドカットされたリムフランジリブと台形のブリッジが、ハスラーの足もとに力強い印象を与える。スポークの末端を大きく落とし込むことで、リム深度40mmを確保。リムへの映り込みも意識されている。
派手目なボディーカラーもまたハスラーの特徴だが、ブラック/ダイヤモンドカットのKCXと赤いボディカラーの組み合わせも渋くてGood!!
印象的なオレンジ色のボディーカラーに合わせたブラック/ダイヤモンドカット/オレンジクリア。さらに個性が際立つ!
16×5 1/2J インセット48mm 4H 100P.C.D
鋳造1ピースホイール(リバースリム)
JWL+R スペック1
ブラック/ダイヤモンドカット(DK)
ブラック
ダイヤモンドカット/オレンジクリア(OB)
センターキャップ、スナップインバルブ
ブラック/ダイヤモンドカット 32,000円+税
ブラック/ダイヤモンドカット/オレンジクリア 34,000円+税