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ジムニーJB23に快適性を! 〜イメージオン

2018.05.31
Imageon(イメージオン)

“音” と “レスポンス” がもたらす操る愉しさ

「セレクトマフラー」生み出す心地よい加速感
「ボンネットサイレンサー」による静かな室内空間
 そして走りは、もっと楽しいものになる!
(文章:水島 仁/写真:佐久間 清人)


インペラーがつくり出す心地よい加速感 「セレクトマフラー」
様々なパーツがリリースされているジムニーの世界。タイヤやホイールをはじめ、サスペンション、スープアップ、エクステリア、インテリア系といったあらゆるジャンルで、メーカーやジムニーショップから多くのオリジナルパーツがリリースされている。ジムニー専門誌でのパーツインプレ記事や、ムック本に掲載されている圧倒的なボリュームを誇るパーツカタログコーナーを見ていると「一体どれを選んだら良いの!?」と、迷ってしまうほどだ。
 
そして弊社が運営しているYouTube「4x4MAGAZINE」チャンネル。公開している動画本数は700本以上を数えるが、その2割以上がジムニーをテーマとした動画。パーツインプレッションをはじめ、コンプリートカー紹介、林道ツーリングそしてアクティビティーの相棒として活躍するジムニーetc.その内容もまた、多岐にわたる。
 
「愉しさ溢れるジムニーライフの提案」を掲げるイメージオン(愛知県一宮市)も、意欲的に情報配信を続けているジムニー専門店のひとつだ。
段階を踏みながら自分仕様の一台に仕上げることが出来る「新車&中古車コンプリート」。男性にくらべ非力で小柄な女性でも扱いやすいシエラをコンセプトに、女性目線で創り上げた「ワタシエラ」。走りの愉しさを伝える「ツーリング」…。
 
そのいずれも、イメージオンが真摯に向き合って創り上げたオリジナルパーツがあればこそ、成し得たものだ。ジムニーライフが楽しく、充実したものになるであろうことは、これまでの取材に同行してきた私の感想でもある。
 
ここでご紹介する「セレクトマフラー」もまた、ジムニーJB23に操る楽しさを覚えさせてくれる力作だ。
 
出口が異なる4種類のマフラー。これらのサイレンサー(4種類同一形状)には、排気効率を高めるための肉厚のインペラーが搭載されている。エンジンから排出したガスはこのインペラーを通過するとガスが回転し、より多くの排気ガスを排出する。イメージとしては、水で満たされた一升瓶を逆さにして回すと勢い良く流れ出るという現象だ。エンジンから排出された排気ガスを、マフラーがより積極的に引っ張り出すというということになる。結果、排気効率が高まりトルクが向上、加速感が高まるのだ。
 
戸松代表によると「ジムニーJB23は、通常エンジン回転数が3,000回転以上でターボが効き始めるのだが、このインペラーによるガスの回転効果で、2,000〜2,500回転域でターボが作動し始めるよう開発を行ったんです」と語る。
 
同社のデモカーJB23(M/T車)に乗ると、その吹け上がりの良さを感じることが出来る。たとえば信号待ちをしていた交差点からの始動では、アクセルを踏み込んだ分だけ、素直に速度が上がっていく。そしてタイトなコーナーに差し掛かって減速しても、マフラーによるトルクアップのおかげで、コーナーを抜けてからの加速感がほど良く、実に気持ちがいい。そしてシフトチェンジに楽しさを与えてくれる。
 
ちなみに、インプレのためにお借りした同社のデモカーの足回りには、「パーフェクションコイル3.5インチアップ」キットが装着されているのだが、オンロード寄りのセッティングはコシがあるため、コーナーでも安定した走りを与えてくれる。トルクアップを果たす「セレクトマフラー」と「パーフェクションコイル3.5インチアップ」は、とてもいいマッチングだ。
 
トルク感が増し、レスポンスの向上をはたす「セレクトマフラー」。この製品を装着するのなら、合わせて足回りの強化も検討したい。ドライビングの楽しさを感じさせてくれるだけでなく、“運転技術も上がった” と感じさせてくれるからだ!

 
1dBの消音効果がもたらす恩恵 「ボンネットサイレンサー」
取材中、カメラマンと話しをしていると、彼との会話がいつも以上に聞き取りやすい。セレクトマフラーの控えめな低音もさることながら、車内に届くエンジン音が抑えられている。これは、同社がリリースする「ボンネットサイレンサー(9,300円/税別)」によるものだ。
 
この「ボンネットサイレンサー」は、グラスウールを素材とした不燃性の吸音・断熱材。
では、「ボンネットサイレンサー」の装着した車両と非装着車とでは、どのくらいの消音効果の差があるのか、実際に音量計測器を使って確かめてみた。
 
 
 
 
<計測内容>
エンジン回転数を2,000rpm
ともにセレクトマフラー装着車
車内にて計測(ボンネット周りの音量は下記にて)
<計測結果>
◆ボンネットサイレンサー装着車:56.1 dB
◆ボンネットサイレンサー非装着車:57.2 dB
 
以上の結果となった。
この差は1dB。これがどのくらいの消音効果かと言うと、(非装着時に対し)“オーディオの音量を2〜3ノッチ下げる”ことが出来るというもの。
それゆえ、同行する機会の多いカメラマンとの会話も、いつも以上に聞き取りやすくなったと言う訳だ。
 
ちなみに、この「ボンネットサイレンサー」には断熱材も含まれているため、「夏場の照りつける陽射しからエンジンルーム内を遮熱。ボンネットの温度上昇を抑え、塗装面の保護にも貢献する一方、冬場ではエンジンルームの保温効果を発揮。暖機時間を短縮するとともに、エンジン停止後もエンジンの温度が下がりにくくなるため、再スタート時の暖機時間も短縮できる」と戸松氏は説明する。
 
大型四駆同様、ジムニーもまた車内には様々な音が届いてくるもの。それを防ぐことが出来たら…、より快適なジムニーライフを手に入れることが出来る。そして、二人との会話のみならず、路面との対話も行いやすくなる。「セレクトマフラー」と「ボンネットサイレンサー」による音づくりもまた、充実したジムニーライフを演出してくれることだろう。

「セレクト」マフラーは全4種
イメージオンがリリースするオリジナル「セレクト」マフラーには、出口の異なる4つのタイプがある。ちなみに、フロントパイプ以降を2分割とし、サイレンサー部を前方に配置。
リヤピースがパイプだけのマフラーとなるため、出口だけを換えることも可能だ。エンド76φ、メインパイプ42.7φ。
◆セレクトマフラー1号(デュアル出し) ¥83,500(税別)
◆セレクトマフラー2号(センター出し) ¥69,800(税別)
◆セレクトマフラー3号(左出し) ¥69,800(税別)
◆セレクトマフラー4号(右出し/ノーマルバンパー用) ¥69,800(税別)

写真左:排気ガスの回転を発生させるインペラー(羽根車)。かなりの肉厚だが、これは熱による破損から守るため。
写真右:平成22年4月1日以降に製造された自動車を対象とする「近接排気騒音値」や「加速走行騒音値」をクリアした証となる「JQRプレート」。ちなみにこの認証を取得するには、第三者機関によるテストをクリアしなければならない。

騒音テスト
ボンネットサイレンサーの有無による騒音をテストしてみた。
◆テスト車両:ジムニーJB23
◆テスト内容:エアコンOFF、エンジン回転数を2,000rpmにて計測。室内およびボンネット上の二カ所にてテスト。
<騒音計測データ>
ボンネットサイレンサー装着車
室内/56.1 dB
ボンネット上/68.1 dB
ボンネットサイレンサー非装着車
室内/57.2 dB
ボンネット上/69.3 dB
※当コーナーでの騒音計測結果は、環境下(天候、気温や地形等)にも大きく左右されるため、あくまで参考値としてご覧下さい。

テスト車両(デモカー)
パーフェクションコイル3.5インチアップを装着したデモカー。
エンジンのレスポンスの良さに、ついアクセルを踏み込んでしまったが、コシのあるサスペンションのおかげで、コーナーが続くシーンでも安心して走りを堪能することができた。
チョッピリ硬めの設定ではあるが、マフラーのおかげで吹け上がりが良くなったジムニーには、すこぶる相性が良い。
操る楽しさがこのデモカーにはある!

広くなった駐車場でパワーアップ
駐車場を拡張したイメージオン。ジムニークラスなら、ゆうに50台以上は駐車できる。これまででも十分な駐車スペースが確保されていたのだが、土日などでは、収容仕切れなかったことも…。
「お客様には、安心して当店を訪れて頂きたくて!」
常にサービスの向上をはかっているイメージオン。そんな思いやりが、人気の理由ということが言えよう。
◆お問い合わせ先
イメージオンhttp://www.imageon.jp/