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アクティブクラッチ・プロジェクトがスタート

2017.05.09
MOTORAGE(モトレージ)

アクティブクラッチ・プロジェクトがスタート

 

マニュアル操作が不安という理由だけで、
憧れのまま諦めてしまった四駆がある…。

やっぱり乗りたい!
そんな夢を現実にしてくれるプロジェクトがスタートした。

マニュアル車が2ペダルで運転出来る
これならAT限定免許でもドライバーになれるのだ。

「夢のままでは、終わらせない!」
モトレージのプロジェクトをご紹介しよう。

クラッチの重いディフェンダーもこれなら楽!! もう憧れの四駆では終わらせない

ディフェンダーオーナー達の間では、「クラッチが重い」ということがよく囁かれている。一生手許に置いておきたいと思える名車ゆえに、長く乗り続けるオーナーが圧倒的に多い四駆だが、一方では、「最近脚力が弱くなってしまい…」と嘆くオーナーもいらっしゃるのではないだろうか。

「愛車を長く乗ってもらうことこそモトレージの使命」と、公言して憚らない同社代表岡本氏。氏もまた、25年来の、生粋のディフェンダーオーナーでもある。

そんなモトレージが、今推し進めているプロジェクトがある。それが本稿で紹介する「アクティブクラッチ・プロジェクト」だ。一言で表現するなら、マニュアル車をノークラッチでドライビングが出来るようにしてしまう、と言うもの。これならばディフェンダーTd5オーナーたちの泣き所でもあったクラッチの重さから解放され、惚れ込んだディフェンダーを楽々運転することが可能となるのだ。

クラッチ操作は、シフトレバーに取り付けられた赤いボタンを押しながら行う。指で赤いボタンを押すとコンピューターユニットが検知、油圧アクチュエーターがレリーズシリンダーへ油圧を送り、クラッチの断接を行ってくれる。おまけに半クラッチ操作は、ECUが担当してくれるため、エンストが起こらない。

さて、アクティブクラッチが搭載されたディフェンダーを実際に運転してみた。マニュアル車と言う先入観があったため、シートに座したときこそ、頭の中では戸惑いがあったものの、あっという間に、操作方法は慣れてしまった。LOW→2nd→3rd…と、道路状況に応じて積極的にシフトチェンジを行ってみたが、通常のマニュアル車と何ら変わることのないシフトチェンジ、そして加減速が行われた。

ドライバーの意思がクルマへダイレクトに反映され、ドライビングが実に楽しい。2ペダルゆえ、右足はアクセル、左足はブレーキペダル、そしてステアリング操作に集中、オフロード走行でも強力な武器となり得そうだ。そう、このアクティブクラッチなら、より積極的な運転も可能となるのだ。

最後にもうひとつ!

アクティブクラッチ装置を装着すると、2ペダルでの運転が可能となるため、オートマ限定免許でも運転が出来る。「クラッチ操作に不安を感じていた」「妻がオートマ限定で…」といった理由から、マニュアル車の購入に今ひとつ踏み切れなかったユーザーの悩みが、これで一挙に解消されるのだ。

クルマを操る楽しさを再認識させてくれたモトレージ「アクティブクラッチ」。そしてその末尾に「プロジェクト」が付く通り、対応車種はディフェンダーTd5だけに留まらない。映像にあるジムニーをはじめ、さらにはランドクルーザー、Jkラングラー等、車種を拡大するとの談だ。「憧れていたあのクルマのオーナーに、私もなれる!」夢が広がるプロジェクトがスタートした。

 

2ペダルとなるアクティブクラッチ

アクティブクラッチは、「アクセル」と「ブレーキ」の2ペダルとなる。(写真右)左側にあるペダルは、左脚用アクセルペダル。(写真左)この通り、格納することも可能だ。なお、非常用の場合には、クラッチペダルも取り付けが出来るのでご安心のほどを。

 

アクチュエーター

シート下にセッティングされたアクチュエーター。ここからレリーズシリンダーへ油圧が送られる。

 

レリーズシリンダー

アクチュエーターから油圧が送り込まれたレリーズシリンダーで、クラッチの断接が行われる。

 

アクティブクラッチ(対応車種)

第一弾:ディフェンダーTd5
第二弾:ジムニーJB23

今後のアクティブクラッチ・プロジェクト
ランドクルーザー
ラングラーJK etc.