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ついに完成! タニグチが造り上げた『Jimny JB74シエラ』デモカー

2021.09.02
OFFROAD SERVICE TANIGUCHI(オフロードサービスタニグチ)


「ジムニーJB74の前後バンパーが、ついに完成したんです」。
声の主は、オフロードサービスタニグチ代表 谷口 武氏だ。
いつもなら穏やかな口調であるはずなのに、受話器の向こうからも谷口氏の高揚感が伝わってくる。
「自信作であるに違いない!」そう思い、一路姫路へ。
ピットで静かに取材を待つタニグチのJB74デモカーを一目見た時から、私たち取材班にも、ふつふつと高揚感が高まってきたことを思い出す。

 

“ジムニーのタニグチ” が凝縮された「JB74シエラ用 前後FRPバンパー」
その機能美をベースに、JB74をトータルコーディネイトしたい

ジムニーJB64 & 74シエラのボディー形状と重量バランスを分析し、試行錯誤のうえ誕生したサスペンションコイル「SOLVE ACE」シリーズ、そしてジムニーに抜群の安定性を提供する「14段調整式ショックアブソーバー」。HKSとの共同開発が行われた2種類のマフラー。十分な強度と “見せる” ことをも考慮したアンダーガード類、そしてタニグチ伝統の「サイドステップ」等々、これまで弊社公式サイトや、YouTube「4x4MAGAZINE」チャンネルにて、オフロードサービスタニグチがリリースしたJB64 & 74用のパーツを、数多くご紹介させて頂いた。
 
そして、そのほとんどは、同社のJB64デモカーを通してのインプレッションだった。そんなコンテンツに対し、決まって読者からは「JB74に装着した状態で見てみたいです!」というメッセージが寄せられていた。カスタマイズを検討しているJB74オーナーからすると、至極当然のひと言だったはず。情報を提供する者として、この場をお借りしてお詫びを申し上げたい。
 
しかし、そんなお嘆きも、この度をもって不要となるはず。なぜなら、オリジナル前後バンパーがリリースされ、ついにタニグチのJB74シエラデモカーが完成したからだ。
 
このデモカーには、高いオフロード走破性を謳う「SOLVE ACE60」サスペンションキットが装着されているが、この度デビューした「FRP前後バンパー」から一連のパーツたちが形づくるフォルムには、オフローダーとしての自覚と自信をうかがわせる。
 
オフロード対地障害角の向上を図り、薄型にこだわった前後バンパーだが、ただ薄いという訳ではない。純正オーバーフェンダーへと続く一体感、ヘッドライト周辺のグリル形状に合わせたフォグランプ周り、さらにはフォグランプ(純正フォグランプの移設可)を納める箇所を頂点とした立体感。オフローディング時におけるヒットを回避すべく削られたバンパー両端のデザイン、そして、オリジナルFRPフロントグリルにフロントバンパーが加わることで完成するスピンドル風のデザイン…。その特徴を列挙するだけで、前後FRPバンパーに向けられた、タニグチの並々ならぬ意欲が伝わってくる。
 
このバンパーを愛車に。そうお思いなら、タニグチ製FRPフロントグリルをはじめ、十分な強度を誇るスキッドプレートや、オフローディングを想定して開発された「コンペマフラーR」等、合わせてご検討することをオススメしたい。タニグチカラーに彩られたJB74は、あなたに素晴らしいジムニーライフをお届けしてくれるはずだ。
(文章:水島 仁/写真:佐久間 清人)

 

 

ジムニーのタニグチが凝縮された
JB74 FRPフロントバンパー

アプローチアングルの向上をはじめ、フォグランプ周りの立体感(写真①)やタニグチFRPフロントグリルとの一体感、純正オーバーフェンダーとのフィッティング感(写真③)…。このフロントバンパーが主張する機能美には、ジムニーとともに活動してきたタニグチがギッシリ詰まっている。
フロントグリルとスキッドプレートとのセットで、JB74のフェイス周りを演出したい。
なお、フロントバンパーは、ウォッシャーの有無(写真③)にも対応している。
 
JB74 FRPフロントバンパー(白ゲルコート仕上げ)¥49,500(税込) 塗装費別

 

極限まで薄く! JB74用FRPリアバンパーも同時リリース。リアビューもまた、タニグチのパーツで纏めたい!

純正テールレンズを使用、それも裏のカバーを装着した状態で、“極限まで薄く” をテーマに掲げ開発が行われた「JB74 FRPリアバンパー」。
この薄さへのコダワリは、デパーチャーアングルをかせぐため。さらに、テールレンズ脇の切れ上がったデザインからも、オフロード走行をイメージしていることが感じられる。
なお、装着されたマフラーは、タニグチがリリースする「コンペマフラーR」だが、こちらもまた、オフローディングを想定して開発されたもの。リアビューもまた、タニグチのパーツでコーディネイトしたい。
JB74 FRPリアバンパー(白ゲルコート仕上げ) ¥44,000(税込) 塗装費別

 

シエラ用に設定されたサスキット
オフロード派へSOLVE ACE60

タニグチのJB64 & 74用サスペンション「SOLVE ACE」シリーズは、車高と味付けが異なる3タイプをラインナップするが、今回取材したデモカーには、リフトアップ量が約60mmとなるSOLVE ACE60が装着されていた。
SOLVE ACE60、同社オリジナル14段調整式ショックアブソーバーA14Xや調整式ラテラルロッド他のセット。なお、キットを構成するブレーキホースは、JB74向けに長さが調整されている。
JB74用 ¥209,440(税込)

 

リフトアップド・シエラの必携品
伝統の2段調整サイドステップ

ジムニーSJ30以来、そのデザイン形状を継承するサイドステップは、JB74専用設計が行われた。
純正オーバーフェンダーからはみ出さない設定ゆえ、もちろん車検にも対応。サイドアンダーガーニッシュより、出幅約5cm、下端より約9cmと6cmの位置に、ステップ面の高さが調整可能。穴開けが不要の、ボルトオン装着。リフトアップした愛車の乗降性を考える方は、ぜひ!
JB74用片側 ¥38,500(税込)

 

タニグチ製Rバンパーを選ぶなら
コンペマフラーRも検討したい!

HKSとの共同開発。その形状はオフロード走行を想定し、路面(地面)からのクリアランスが十分に確保されている。極限にまで薄くしたJB74用FRPリアバンパーと合わせて検討したい。
車両中心部に位置するタイコも、最低地上高をスポイルしないオーバルタイプを採用。カールファンネルタイプのチタンコーティング発色加工が施された、右出し砲弾タイプ。近接騒音91dB(JB74)車検対応品。
JB64 74用 ¥85,800(税込)

 

「JB64そしてシエラ用パーツ開発は、まだ道半ばです。これからも、色々なオリジナルパーツをリリースします。ご期待ください」と、谷口代表は語る。初めてジムニーを所有したというオーナーも、愛車のカスタマイズを検討するジムニーフリークも、今後のタニグチの動向に、ご注目頂きたい。
 
オフロードサービスタニグチ公式サイト
https://www.ors-taniguchi.co.jp/