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【カスタム4×4最前線】いよいよ受け付け開始! JB64&74コンプリートカー

2019.06.28
APIO(アピオ)

コンセプトは“原点回帰”


オーナーの目的やライフスタイルに合わせてチョイスできるカスタマイズ・ジムニーとしてお馴染みのアピオコンプリートカーに、待望のJB64/74(新型ジムニー/シエラ)バージョンが登場する。
 
発売から1年、今か今かと待ちわびたファンに自信を持ってオススメしたいというアピオ:河野社長にお話をうかがった。

 
文章:内藤知己/写真:佐久間 清人

 

編集部:発売からちょうど1年経過したわけですが、新型ジムニー、どんな印象ですか?
 
河野社長(以下、敬称略):発売以来相変わらずの大人気で、当初から大幅に遅れていた供給の方もここのところ徐々に早まりつつあるとのことで、納車を楽しみに待たれている方も多いと思います。
 
この新型の人気ぶりを見て思うのは、30年くらい前、ちょうど私がアピオに来た頃に流行っていた“4駆らしい形”に、いろいろな意味で回帰したのかな…ということですね。
 
四角い外観、ラダーフレームの踏襲、オフロード走行を前提とした設計等、ジムニー本来のあるべき姿に戻った…そんな風に感じており、カスタマイズという面から見ても、素晴らしいベース車両を作っていただいた、とスズキさんに感謝してます。
 
 
(写真)アピオ代表取締役 河野 仁氏
 
 
 
 
編集部:新型用の各種パーツ開発を急ピッチで進められているとのことですが、既に発売されているパーツも含めてどのような方向性で開発されているのでしょう?
 
河野:前述のように、新型JB74/64は、スタイリングが四角く、いわゆる昔のワークホース的なイメージに回帰した…ということで、今回のアピオのパーツ、およびコンプリートカーの開発コンセプトも「原点回帰」としました。
 
特に脚まわりについては、非常に時間をかけて熟成させたので、素晴らしい仕上がりになったと自負してますし、既にお客様からもご好評を頂いてます。マフラーに関しても、過去モデルからのデータやノウハウを活かして納得のいくモノが完成したので、これも絶対の自信を持ってオススメできます。
 
外装パーツもいろいろと進めていますが、例えば、既に発売しているこのタクティカルフロントグリルは、横ラインを基調としたシンプルなデザインで、もともとナロウなJB64をさり気なく迫力あるフェイスに変身させることができます。
 
また、旧型ジムニーSJ10の純正スチールホイールをイメージしてデザインしたアルミホイール「ワイルドボアSR」も…実は、これはJB64/74のリリース前に発売したホイールなんですが、新型のスタイルを知っていたの?と言われるくらいマッチングが良く、ご好評頂いてるんですよ。

 

編集部:パーツが続々リリース予定!となれば、新車からカスタマイズ・ジムニーを楽しめるコンプリートカーにも大きな期待がかかっていると思いますが、今後の予定は?
 
河野:はい、コンプリートカーの販売受け付けは7月5日から開始となっています。ただし、冒頭でお話ししたように、新車の供給が徐々に早まりつつあるとは言え、それでも納車まで半年以上かかっているとのことなので、早めにご注文頂ければ、秋以降には納車できそう…という状況です。
 

河野:ラインナップとしては、従来モデルと同様、「TS3」、「TS4」、「TS7」の3タイプ。ノーマルのイメージを崩さず、最低限のカスタムを施した「TS3」。より大きなホイールストロークを確保し、オンロードからハードなクロカンまでこなす、車高も高めな「TS4」。そして、「TS7」はより街乗りからラリー等の高速域、ワインディングロードでの安定性等を重視した広い速度レンジに対応する、車高のアップ量も必要最小限に抑えたモデルとなっています。
 
間もなく前後バンパーも完成するので、こちらも楽しみにして頂きつつ、今後リリース予定の新型パーツとコンプリートカーにぜひともご期待下さい。

 

フロントグリル
ABSタクティカルフロントグリル。未塗装でも装着可能な素材だが、艶消しブラック塗装を重ねて表面の耐候性を高めている。シンプルな横スリットデザインがフェイスイメージをガラリと変える。JB64/74共通。

 

ホイール
かつてのSJ10に標準装着されていたスチールホイールのデザインを再現したアルミホイール「ワイルドボアSR」。

 

リアラダー
80年代の定番アイテムであるリアラダー。タフなリアビューの演出と、本来の機能であるルーフラックへのアクセスを容易にする。

 

マフラー
お馴染み「静香御前マフラー」も完成。静粛性に優れたジェントルなサウンドチューニングが魅力。加速時には明らかに純正とは異なる野太い音で、ドライビングの楽しさを倍増。

 

サスペンションキット
コンプリートカーTS7に装着予定の20mmアップサスペンションキット。車高20mmアップのコイルスプリングと減衰力14段階調整式ショックアブソーバーのセット。オフロード走破性とオンロードの使い勝手を両立させるサスペンションだ。

 

ガード類
下まわりのガード類も豊富にラインナップする。競技はもちろん、本格クロカン走行には必須アイテムだ。そして、ジムニー購入をきっかけに林道も愉しみたいとお思いのオーナーこそオススメしたい。

 
アピオ公式ホームページ
http://www.apio.jp/