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どちらを選ぶ!? タニグチ「25mm & 2インチ」アップコイル

2018.04.30
OFFROAD SERVICE TANIGUCHI(オフロードサービスタニグチ)

自分仕様の走りを手に入れよう!

乗り味を決定するサスペンション。
それゆえ、走りのステージに合った脚を身につけたい。
そんな声に応えるべく、タニグチからは4種類のサスペンションコイルがリリースされている。
文章:水島 仁/写真:内藤正美

 

スタンダードな二種類のサスペンションに与えられたそれぞれの個性
この違い、あなたはどちらを選びますか!?
ジムニー界の一大サプライヤー「タニグチ」。サスペンションをはじめエクステリアやインテリア系そしてスープアップ、ホイールに至るまで、オリジナル商品は数百点にのぼる。さらにそれらは総て、ジムニー系のパーツばかりだ。
 
愛車の乗り味を大きく左右するサスペンション。中でも、オリジナル「ソルブ」は、同社の看板ブランド。このオリジナルサスペンションシリーズは、リフトアップ量とその味付けから、全四種類(25mm、2インチ、2.5インチ、3インチ)がラインナップされている。このコーナーでは、二種類のサスペンションを例に挙げ、「タニグチサスペンション選び」の一助となることをテーマに掲げてみたい。
 
さて、タニグチがリリースするサスペンション「ソルブ」シリーズのなかで、もっとも売れ筋のサスペンションが「ソルブ “LOB” 2インチアップコイル」だ。“超優等”をコンセプトに掲げ、大手サスペンションメーカー中央発條との共同開発。同社の最新技術「SASC」を採用し、湾曲現象を抑えた素直なサスペンションストロークを実現した。4X4のサスペンションに求められる、およそ総てのステージで、高次元にバランスされたテーマに掲げられた通りの、”超優等生”な走りを実現している(参照:次世代の走り~ソルブ"LOB"2インチアップキット)
 
一方、家族構成による使い勝手やオーナーの嗜好から、「あまり車高を上げたくない」と言う声が、大きくなっていることも最近の特徴のひとつ。そんなユーザーに応えるべく、「純正以上の乗り心地の実現」をテーマに掲げた「ソルブ25mmアップコイル」は、オンロード性能の向上に割り切って開発されたサスペンションだ。
 
純正のフワフワ感はなく、しっかりとしたコシがあるストリートパフォーマンスを披露してくれる。下記の写真にもある通り、フラットダートやライトな林道なら十分にこなす、サスストローク(伸縮性)も与えられている。
 
タニグチの「ソルブ」シリーズには、上記他、オフロード走破性に重きをおいた「ソルブ “LOB” 3インチアップコイル」、そして更なるオフロード走破性とよりアグレッシブなオンロードでの走りを両立させた、シリーズ中もっとも運動性能の高い「ソルブ “LOB” ATHLETEコイル(2.5インチアップ):参照の場合はコチラをクリック」がラインナップされている。
 
タニグチのサスペンションからふたつをピックアップし、その特徴を比べてみたが、大きく異なる性格が与えられていることをお気付き頂けただろうか。「使用頻度の高いステージ」「ジムニーに求めたいポテンシャル」「家族構成」…。様々な観点からサスペンション選びを行って欲しい。

でも「自分では選びきれない…」とお思いの方は、同社のアンテナショップであるオフロードサービスタニグチへ。サスペンションやパーツ選びに訪れたはずが、ジムニーに拡がる大きな世界観を気付かせてくれるかもしれないからだ!

 

<25mmアップと2インチアップ車高の差>
タニグチサスペンションシリーズの代名詞「ソルブ」シリーズの25mmアップ(車両右)と2インチアップ(車両左)の車高差を比較。「車高はあまり上げたくないが、特にオンロードでの乗り心地を良くしたい」という要望から生まれた「ソルブ25mmアップコイル」。
一方、オンもオフも純正を上回る走りとすることを掲げ、中央発条の最新技術「SASC」を採用した「ソルブ “LOB” 2インチアップコイル」は、ジムニーサスペンションの定番とも言える人気商品だ。

 

◆ソルブ25mmアップコイル ¥33,000/台(税別)
リフトアップ量を最小限に抑えたコイルは、オンロード重視の設定。街中でのキビキビとした走りやワインディングでのコシのある乗り心地は、ドライバーに安心感を与えてくれる。写真のような、フラットダートや林道も守備範囲だ。バネレートはフロント:21.6N/mm、リア:17.7N/mm。

 

(写真左下)◆ソルブ “LOB” 2インチアップコイル ¥38,000/台(税別)
(写真右下)◆ソルブ “LOB” 2インチアップコイル「PLUS」 ¥41,000/台(税別)
中央発條の最新技術「SASC」を採用した“LOB”シリーズ。コイルスプリングの湾曲現象を抑えた結果、素直なサスストロークを実現。操縦安定性、快適性、接地性など、オンロードからオフロードまで高次元で両立。同社の看板製品とも呼べるサスペンションだ。
また、黒色の特殊塗装を採用した「PLUS」は、寒冷地向けに開発した耐チッピング粉体塗装が施されており、飛び石や塩害によるサビにも強い。

 

オフロードサービスタニグチ 谷口 武氏
JB23/33用のソルブコイルサスペンションは全4種類をラインナップしています。
オンロード向けの25mmアップをはじめ、“LOB”2インチ、3インチそして“LOB”アスリートの2.5〜3インチアップとありますが、それぞれにメインステージを設け、徹底した開発を行って参りました。家族構成や使用目的、お好みの車高サイズ…。多くのジムニーユーザーに、ご満足頂ける仕様となっています。
サスペンションセッティングは、走りの基本です。コイルと当社オリジナルダンパーとの組み合わせで、あなたに相応しい乗り味を見つけて下さい。
新型ジムニーが間もなく発売されますが、タニグチらしい走りをお届けします。こちらもご期待下さい!